Me and my Roses,Roses and me!
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2012年07月08日 (日) | 編集 |
ご覧いただきありがとうございます。

今日は日本のブルーローズについてです。

ブルーローズを作り出すことは不可能とされていました。
それは、バラには青い色素がないからです。
でも、現在は青龍からバラ独特の青い色素ロザシアニンが発見されました。
もしかして昔は本当にバラには青い色素がなかったのに交配を繰り返すうちに青い色素が出来たのかもしれないですね。
しかし、青龍は花粉をあまり出さないため交配は極めて難しいのです。青龍の子供に青雅があります。青龍よりも青いと言われていますね。青雅の誕生は奇跡といえるのかもしれないですね。

青龍の子供、青雅。

私は河本バラ園さん作出のブルーヘブンを見た時に一目惚れしました。なんて青く美しいバラだろうと。青いバラに魅了されました。
それから、ブルーローズを集めるようになりました。
ブルームーン、ブルーリボン、マミーブルー、ステンレススチールなど。
調べていくうちに海外のブルーローズと日本のブルーローズの親達が違った系統だって気付いたんです。
日本のブルーローズは切り花系の血が混じっています。
そのために花つきはいいのに樹勢が弱いという難点が出てきます。自分の体力以上に花をつけるため疲れ果ててしまうからです。

ではブルーヘブンの交配親から見ていきます。
DSC00855.jpg
FLブルーヘブン
2002年 河本バラ園作出
交配親 Ondina × Parple Rain


実はこの交配親であるオンディーナは青龍の片親でもあるんです。
ブルーヘブンが青龍につぐ青みを持っているのはこのオンディーナの遺伝子では?と私は考えています。

次はもう片親パープルレインの交配親です。

HTパープルレイン
1994年 河本バラ園作出
交配親 Chantilly Lace × Blue Moon


やっぱりブルームーンにたどり着きました。ブルーヘブンにはブルームーンから続く遺伝子がきていました!
パープルレインは切り花系なんです。河本バラ園さんのバラはユニークで切り花系を先祖に持っています。あの独特のバラの雰囲気は切り花系が入っているからなんですね。

続いて青龍の交配親です。

HT青龍
1992年 小林森治作出
交配親 Ondina × (Madame Violet × 実生)


実はマダムビオレが交配親に使われています。
この青龍、そしてオンディーナを作出した小林森治さんは青バラの育種家として大変有名な方です。
生涯をバラに捧げた日本が誇る偉大な育種家です。
亡くなられた後は奥様が森治さんの意志を継ぎ青いバラを作出続けました。
素敵な話ですよね。

マダムビオレの交配親はこちら。

HTマダムビオレ
1981年 寺西菊雄作出
交配親 (Lady X×Sterling Silver)×Sterling Silver


日本のトップブリーダー寺西菊雄さんが作出。やはりスターリングシルバーにいきつきました!
 

続いてブルーヘブン、青龍の片親、オンディーナの交配親を見ていきます。

FLオンディーナ
1986年 小林森治作出
交配親 ((たそがれ × 実生)× 実生)× すみれの丘


たそがれが交配親に使われています。

もう片親、すみれの丘の交配もみていきましょう。

CLすみれの丘
1979年年 小林森治作出
交配親 ((たそがれ×実生)×(実生×たそがれ))×(実生×(実生×みかも))


このすみれの丘、実はつるバラなんです。意外ですよね?でもやはりたそがれが使われています。

さらにたそがれの交配親を見ていきます。

FLたそがれ
1977年 小林森治作出
交配親 Gletscher × (Starling Silver × Gletscher)


ついに青バラの先祖スターリングシルバーにいきつきましたね。


やはり青龍の交配をさかのぼるとスターリングシルバーにいきつきます。スターリングシルバーの誕生がすべての青バラの先祖につながっているのです。
つまりスターリングシルバーの交配親ピースから全ては始まっているんです。

ピースはバラの進化に大きな役割を果たしました。ピースからあのスターリングシルバーが生まれ、スターリングシルバーから現在の青バラ、そして青龍へとつながっていく。
そこには育種家達の夢と希望と長い長い歴史がつまっています。
ピースの誕生でHTが最盛期を迎えることになりました。もし、ピースというバラが存在しなかったら今現在の青いバラの誕生はなかったかもしれまれん。
それを考えても歴史上もっとも偉大なバラはピースと言えるのかもれませんね。

私はいつか全く違う系統の青バラを作り出したいと思っています。病気に強く樹勢が強く美しいバラを。
全く新しいブルーローズを作り出したいと夢見ています。
夢のまた夢かもしれないですが夢は大きく。

では、おやすみなさい。

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2012年07月02日 (月) | 編集 |
ご覧いただきありがとうございます。

今日も交配親についてのお話の続きです。

今日はブルーローズの交配親を調べてみました。

まずは銘花、ブルームーンさんから。
このバラを1964年にタンタウ社が発表したことでブルーローズブームといいますか、1974年メイアン社のシャルルドゴールと続き、各ナーセリーが次々にブルーローズを発表しました。
バラには青い色素がないとされていたため、紫のバラから赤みを抜いたバラをブルーローズとしていました。
しかし、最近の研究では青龍と言うバラからバラ独自の青い色素"ロザシアニン"が発見されたのです。
青龍についてはまた明日のお話です。。

b.jpg
こちらはブルームーンさん。

1964年 M Tantau 作出
交配  (Sterling Silver × 実生) × 実生


ブルームーンの親はスターリングシルバーなんです。元をたどればブルーローズの先祖はスターリングシルバーだったんですよね。
青いお月様我を忘れる香りと絶賛される強いブルーローズ香を持っています。ブルーローズ独特のレモングラスを思わせるシトラス系の爽やかな香りです。後のブルーローズ達はこの香りを継いでいく事になります。
整った花型と赤みが全くないラベンダー色に世界中が虜になり、今も銘花として愛され続けています。
一つ難点は黒点病に弱い事です。

続いてシャルル・ド・ゴールさん。
d0141365_224312.jpg


1974年 Meilland 作出
交配親 (Blue Moon×Prélude)×(Kordes' Sondermeldung×Caprice)


やはり交配親にブルームーンが使われています。花色はブルムーンよりも少々赤身が強いと感じる部分がありますが、ブルムーン譲りの強いブルローズ香があります。樹勢も強く育てやすいバラです。
名前は前フランス大統領、シャルルドゴール将軍より。


次は、独特のシックな色合いのジュリアさん。
とても黒点病に弱いのですが、実はブルームーンの子供なんです。これでジュリアさんが黒点病に弱いのも納得です。

1976年 Wisbech Plant Co 作出
交配親 Blue Moon × Dr.A.J.Verhage


続いてブルームーンのお母さんのスターリングシルバーさん。アメリカ生まれのHTです。

1957年 Gladys Fisher 作出
交配親 実生 × Peace


DSCF0261.jpg
こちらはスターリングシルバーのお母さんのピースさん。

実は親がピースなんですよ。なぜピースから淡いシルバーブルーのバラが??
ピースは不思議なバラです。

ピースの子供で有名なのがプリンセス・ドゥ・モナコさん。ピンクと黄色のグラデーションのピースとオレンジのグラデーションのアンバサダーとの交配で生まれたピンクと白のグラデーションのプリンセス・ドゥ・モナコさん。
面白いと思いませんか?

DSCF0269.jpg
こちらはモナコさん。アンバサダーさんの写真がありません。

ブルーローズの元もだどったらピースだったなんで意外だと思いませんか?

元がピースなら耐病性は◎のはずなんですが現在のブルーローズになるまでに複雑な交配でいろいろな親の性質が混じりいつの間にか病気に弱いバラへと変化していってしまったのでしょうか?

次回は日本の青バラについてのお話です。


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2012年07月01日 (日) | 編集 |
ご覧いただきありがとうございます

今日はあいにくの雨ですねー。

さて、今日は交配親についてのお話です。
現在のバラは複雑な交配で生まれてきています。
育種家達の努力の結晶のバラ達の交配親について少し調べてみました。
交配親をたどればそのバラの性質についてもわかってくるんですよ。

まずはみんな大好き
デルバールのナエマさん。今年はスリップス被害がひどくナエマさんの写真がありません。

1998年 Georges Delbard 作出
交配親  Grand Siecle×Heritage


こちらは片親のグランシエクルさん。もう片親のヘリテージさんの写真がないのですが
kkkk.jpg

ナエマさんの花形はヘリテージ譲り、樹形はグランシエクルとヘリテージ両親の性質を受け継いでいます。
香りはグランシエクルの濃厚なローズ香とヘリテージのさわやかなフルーツ香を合わせた香り。
両親とも耐病性の高い品種のため文句なし。

次は、ナエマさんのお母さんグラン・シエクルさん。

1986年 G Delbard 作出
交配親  ([Queen Elizabeth × Provence]×[Michèle Meilland × Bayadère])×([Voeu de Bonheur × MEImet] × [Peace × Dr. Debat])


ものすごく複雑な交配により生まれてきています。
注目はピースが入っていることです。グランシエクルさんの耐病性の高さと直径15センチを超える巨大輪は実はピース譲り。
さらにクイーンエリザベス、ミッシェルメイアンなど優秀な遺伝子が入っているのであれだけの素晴らしいバラが生まれてきたのです。

こうやって見ていくと面白いですよね。
親をたどればそのバラの性質や育て方が見えてくる。

続いてもう片親のヘリテージさんについて。

1984年 David Austin 作出
交配親 実生×(Iceberg×Wife of Bath)


FLアイスバーグとイングリッシュローズのワイフオブバスの子の実生なのです。
とても意外でした。アイスバーグの血が???と。
でも、明らかに花形と樹形はワイフオブバス譲りですね。
このワイフオブバス、様々なイングリッシュローズの親になっているんです。
やはりそれだけ優秀な遺伝子を持ってるってことですね。

ワイフオブバスの子供たち。一部ですが。

St.Cecilia セントセシリア
交配親 Wife of Bath×Wife of Bathの実生

Mary Rose&Redoute メアリーローズ&ルドゥーテ(メアリーローズの枝変わり)
交配親 Wife of Bath × The Miller


まだまだ書きたいことはありますが、続きはまた明日。
明日はブルーローズについてです。

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